はじめにやるべきこと

合格さえすれば良い

普通の人間は、物事を完璧に覚えることは不可能です。 ましてや資格試験のような膨大な量のテキストを全部覚えることは不可能です。 そして覚える必要もありません。
ではどのような部分を覚えたら効率が良いのか?  よく言われる「出題率が高い問題」というのもそうですが、 これは過去問を繰り返す内に勝手に身につきます。 問題単発で考えずに試験全体で考えると、基本的な理屈(公式の暗記ではない)を根本から身につけ、 浅く広く覚えたほうが効率が圧倒的に良いのです。 分厚いテキストにある細かい部分や表などは、覚えてはいけません。見てもいけません。 あれを見ていいのは抜群に記憶力の良い人だけです。
よく言われることですが、試験は合格すればよいのです。 例えばボイラーの試験だと全体で6割得点できればよいのです。 さらに言えば苦手科目は4割、得意科目で8割得点しても良いのです。 ただし「得意科目を伸ばそう」「不得意科目を克服しよう」 などとは考えないことです。 あくまで浅く広く、1科目に特化してはいけません。 貴方の容量の少ない脳みそが、意図せず1科目に特化してしまいます。
その合格点を獲得できる確率を上げるにはどうしたらよいか?  貴方なりの計画を立てましょう。 頭が悪い人は計画を立てたほうが良いのです。

計画をたてたほうが良い

頭が悪い人ほど計画を立てましょう。
よく高学歴の人で「計画なんて建てずにグタグタ言わずさっさと勉強しろ」 という人がいます。代表例だとホリエモンでしょうか。 私からすれば、ただ我武者羅に勉強して結果が出る人は、運の良い人が、運良く能力高く生まれてきた人なのです。 頭が悪い人は、他人と同じことをやっていては競争に負けることは略確実なのです。 ましてや合格率が1割を切る競争に勝てるはずもありません。なぜなら貴方は他人より劣るのですから。
それでも「努力だ根性だ」という人もいるでしょう。 そういって結果を残せた人は、やはり運の良い人なのです。 人間というのは怠惰であり、ましてや結果が出ない物事はすぐに嫌になるものなのです。 頭が悪い人は小学生時代にもう経験済みですね。 他人と同じにやってるのに、他人よりたくさん時間を欠けているのにダメ! そんな自分にうんざりする。 そしてそんな自分を親教師まわりの学生が「努力不足だ」と結論付ける。
そんな経験があったり、私に共感できる人は、ぜひ計画を立てて勉強しましょう。

計画を立てる準備

計画をたてる前に、どのような計画をたてるかの準備があります。 それは自問自答です。 計画をたてるといっても「毎日4時間勉強する」と計画を立てたところで、貴方は実践できますか?  バカでクズな貴方は、仕事しながら4時間も勉強できるはずがありません。 自分のエネルギー、時間的余裕、集中力を推し量って計画を立てましょう。 そのための自問自答です。

自問自答
・1日何時間勉強できるか(平日・休日)
・どのくらい勉強にエネルギーを注げるか(試験日まで趣味やゲームの中断など)
・勉強できる環境はどのように確保するか(職場、自宅、ファミレス、スーパー銭湯)

道具を揃える

それぞれの選び方は別ページに譲ります。
・過去問題集
・筆記用具
・テキスト(レベルが高い試験の場合)
・申込用紙(重要!)


※申込用紙に関して
もちろん申し込み開始初日に出しましょう。 その前に、試験場所、持っていく道具、受験できる条件を 確認しておきましょう。 会社によっては手当や特別休暇がでるので、そちらも要確認。

目標を立てる

自問自答をしたら、 試験日までの期間と1日の勉強時間、環境などから 最終的に過去問(問題集)を何年分何周するかを決める。 この際に、現状での試験問題への理解(どのくらい勉強せずに解けるか)や試験問題の難易度を考慮する。
これが貴方の目標です。 試験日前日までに、この目標を達成することが全てです。

試験までの期間が心もとないときは、 過去問の年数を減らして周回を増やしたほうが良いです。 10年分を2回ずつやるよりは、5年分を4回やったほうが良い。 目標を達成してなお時間が余るようならば、6年前の問題から取り組んでいけばいいのです。
いくら昔の問題に触れたところで、解けるようにならなければ得点にはつながりません。 「見たこと在る問題=解ける」というのはレベルの低い簡単な試験でのみ通用する話です。 難しい試験になればなるほど、応用問題を「1回解いたことあるから」では解けなくなります。 逆に基礎的問題を繰り返しやって常識レベルにまで達したほうが、応用が効いて得点につながります。

基礎を体得せよ

基本的な理屈や理念を体得すれば、今まで出題されたことのない奇門などにも対応できるようになりますし、 基礎問題なら暗記した内容から思い出すのではなく、理屈と照らしあわせて自信を持って回答できるようになります。
浅く広く覚えたほうが得点は伸びます。 分厚いテキストに書いてある細かい部分を覚えても、出題率は低い上に他の問題への応用もあまり聞かないといった効率の 悪い知識になります。 これは簡単な試験(危険物乙四)から難しい試験(エネルギー管理士・特級ボイラー)まで 共通する事柄です。

※体得するとは? 当たり前になることです。
問題が出てきたら理屈を考えるまもなく「当たり前のことだから」と答えられるようになることです。 これは丸暗記とは違います。理屈を体得しているからなんの躊躇もなく答えられるのです。 なぜ躊躇なく答えられるかというと、答えが正しいというのを理屈から証明できることを 経験しているからです。
逆に言えば理屈を体得するには、基礎問題を解くときに暗記に頼らず(前に見たことがある問題だから 覚えてる。答えはC! というのはダメ) 常に理屈を思い出して理屈から答えを導き出してください。 これを繰り返すと基礎問題に対して「なに当たり前のことを聞いてるんだ?」と即答できるようになります。 この状態が「体得した」状態です。

知識は浅く広く

分厚いテキストは読むな! 覚えるな!

これは効率の問題です。 繰り返しになりますが、頭が悪い人ほど「浅く広く」を意識しなければなりません。 テキストを見ている内に「これも覚えておかなくちゃ。アレも出題されるかもしれない」 と思うでしょう。 しかし頭の悪いあなたは基礎もアレもコレも覚えることはできません。 そんなもの覚えている余裕は無いのです。 余裕がある人だけ分厚いテキストを読んで下さい。 とにかく細かい知識というのは、ピンポイントでその問題が出ないと役に立たない 非常に効率が悪く凡庸性のない知識なのです。
基礎知識の体得はその逆です。 そして浅く広く(≒各項目の基礎を理解している)知っていれば、 仮に細かく特化した問題がでたとしても、浅い知識のどこかに 関連するはずですから、苦し紛れの答えぐらいは出せるものです。 マークシートならば選択肢から選べますし、筆記ならば適応する単語が浮かばなければ 文章で書いてやりましょう。



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